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夫婦間の『緊急事態宣言』は治まらないでしょう

こんにちは。

 

プリマリタルカウンセラーの堀内です。

 

 

政府が緊急事態宣言を発出してから1か月が経とうとしています。

しかし、宣言はさらに延長される事となりそうですね。

 

そんな緊急事態宣言が発出された約1か月前を振り返ると、

こんなブログを書いていました。

 

『テレワークで家庭内がギスギス…』

 

そして今日、こんな記事を目にしました。

 

『「あなたが家にいると息が詰まる」 妻から衝撃の一言… コロナ巣ごもりで離婚の危機』

 

この記事を読んだ私の感想は、

「(旦那さんが)やってはいけない事のオンパレード…」

「結婚10年にして、なんでお互いの特徴も把握していないのか?」

 

では、私から見て何がNGだったのか、

3つのポイントをお伝えしたいと思います。

 

① 家事をしてくれている奥さんに感謝していない

記事からは本当の事は分かりませんが、おそらくそうでしょう。

さらにそれは、在宅ワークになる前からだったと予想します。

それは、いきなり家事に手を出して不信を買うところから見てとれます。

普段から奥さんに対して、家事をしてくれている事に感謝を表現していれば、

多少自分と違うところが気になったからと言って、

いきなり手を出す事はせず、

何か違う方法がとれたと思います。

また、家事にいきなり手を出したとしても、

ここまで不信を買うことはなかったでしょう。

感謝は特別な何かをする事ではありません。

普段から「家事をしてくれてありがとう」と口にして伝える事です。

 

② コミュニケーションが出来ていない

①にも関係するところですが、

自分との違いが気になるからと言って、

いきなり自分がやっていた家事に手を出されたら奥さんは当然怒ります。

しかも、旦那さんは「自分は良かれと思ってやっている」のは深刻です。

これは、自分と相手の特徴を把握していない上に、

コミュニケーションによって相互理解していない・習慣が無いからです。

記事中の「キャリアを安定させ…」からの件は、

それを如実に物語っています。

つまり、全ては旦那さんの独り善がりの“お話し”なのです。

例えば、私がこの旦那さんの状況で、

奥さんの掃除のズボラさが気になったのであれば、

「いつも掃除してくれてありがとう。俺も在宅ワークで家に居るようになったから、在宅ワーク期間の家の掃除は俺が担当するよ」

と言って、自分の気の済むまで心置きなく掃除しますね。

 

③ 両親を慕い、結婚生活の悩み相談をした

今の時代、自分の両親に結婚生活の深刻な悩み相談をするのはほぼNGです。

なぜなら、両親の時代と今の私達の時代は違うからです。

そして、親子でもそれぞれの家庭は違うのです。

時代背景も含めて親の家庭で通用した常識は、

自分の家庭ではほぼ通用しません。

(特に今・これからの時代では!)

「子供のため、仲直りするように」⇒ 逆に子供に迷惑です

 「仕方ない」⇒ 仕方ないのはそうですが、それで済ませてはダメです

 「我慢」⇒ 地獄です

相談するのであれば、

結婚カウンセラーなどの専門家に相談するべきでしょう。

 

最後に記事中で旦那さんは、

「緊急事態宣言がおさまれば、以前の状態に戻って何とかなるでしょう」

と受け取れることをおっしゃっていますが、

残念ながらもうその可能性は低いでしょう。

なぜなら、夫婦間の潜在的な問題が顕在化されてしまったからです。

 

新型コロナウィルスに対応できない状態であれば、

国の緊急事態宣言が治まらないように、

夫婦間の問題に対応できない状態では

「夫婦間の緊急事態宣言は治まらず、発出し続けます」

 

ウィルスに対して積極的に対策を講じるように、

夫婦間にも積極的な対策を講じる必要があるのです。

 

そして、どちらも早めの効果的な対策が有効なのは、

言うまでもないことでしょう。

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