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小泉議員の「育休取得宣言」から思う事

こんにちは。

 

プリマリタルカウンセラーの堀内です。

 

 

この度、小泉進次郎議員と滝川クリステルさんとの間に第1子が誕生しましたね。

先ずは、本当におめでとうございます。

 

そして、それ以上に注目されているのが、お子さん誕生に先立ち「育休宣言」をした事です。

国家議員である上に、環境大臣のポストにいる男性の小泉議員が「育休宣言」をした事に、

様々なところから賛否両論の声が上がっています。

 

色々な人の立場で、色々な意見が出る事は良い事だと思いますが、

否定的な意見が目立つのは少し気になります。

(否定的な意見だから目立つのかもしれませんが)

否定的な意見を詳しく分析した訳ではありませんが、パッと意見を見ただけでも、

それらの意見が社会全体や会社内の

「育休を取らせない空気」を作り出しているように感じられるからです。

 

まあ、それはさておき、私自身が育休としては14か月間取得し、

そして現在も育児に関わりながら仕事をしている視点から、

小泉議員の育休について感じたポイントを2つ挙げたいと思います。

 

①国会議員・大臣の立場での育休取得

 

これはGoodポイントです。

国会議員・大臣だからどうこう言う以前に、

小泉議員も一人の人間であり、子供の父親となったのです。

一人の人が「育休宣言」をして、育児に対してある程度コミットすると公言した事に、

応援する以外に何を送るのでしょうか?

そして、国会議員・大臣のポジションで宣言した事は、

世の中の空気を変える為の一石を投じたと思います。

影響力のある人が行動に出る事で、少なからず変化の波は起きると思うからです。

 

②育休の内容

これはBadポイントです。

「生後3ヶ月までの間に、合計2週間程度育児に充てる」という内容のようですが、

経験から言わせてもらうと「育休」としては殆ど意味が無いように思います。

それは2つの点において意味が無いと考えます。

 

(1) 連続2週間ではない

経験した方なら大きく頷かれると思いますが、育児は当然24時間365日です。

特に、生まれて間もない時期、女性は寝る事すらままなりません。

その時期に男性が育児に24時間関わる事は非常に意味があると実感しています。

なぜならば、その大変さを共に経験する事が育児に対する「圧倒的当事者意識」となり、

その後の育児の関わり方を大きく左右するからです。

仮に2週間、ずっと子育てする女性のサポートに男性が徹したら、

それだけで間違いなく大きな経験値になります。

そしてその経験値は家庭や仕事をはじめとして、色々なところで役立てられると思います。

それが途切れ途切れとなってしまっては、あくまでも育児は「お手伝い」程度の意識のままで、

せっかくのいい機会を無駄にしてしまう事になるでしょう。

また、それだけ濃く育児関わっていれば「不倫」する時間も無いでしょうし、

今後もする可能性は低くなると思います(オキシトシンが分泌する影響で)。

 

(2) 2週間は短い

これは経験上の持論ですが。

「育休は最低の最低で1か月」と考えています(一般の男性が1年取得するのは当たり前)。

出産を通して女性の身体が受けるダメージは“全治1か月”とも言われています。

また、昔から“床上げ3週間”と言われているように、出産後の女性の身体がある程度回復するのに、

それくらい時間がかかるからです。

その身体で、寝る事もままならない状況が続き、

育児にようやく少し慣れて来るのが、やはり1か月位だと思います。

つまり、産後の女性は1か月位は誰かのサポートが必ず必要だという事です。

そこで今の時代、サポートの役割をするのは男性(夫)が重要だと考えます。

その理由は様々ありますが、1つは先に書いた育児を通して得られる

「経験値」「圧倒的当事者意識」です。

これを得るにも、2週間では少々短いと思います。

とは言え私は大臣の仕事をしたことが無いので、

現実「3ヶ月間で2週間程度」がやっとなのかもしれません。

しかし年末年始や夏季の休暇を取得できる現状を考えると、

連続2週間程度なら現場から離れる事は可能だと推測します。

 

ただ現状、他にも私達が知らない様々な事があって

「3ヶ月間で2週間程度」というところに落ち着いたのでしょうが…

 

小泉議員がこれからどのように育児に関わるのかは分かりませんが、

今後は「育休を取得した経験者」として、

国会議員の立場から、男性の育児取得推進の旗振り役・実行役として

日本の現状を変えていく事に期待したいと思います。

 

《2020/1/21追記》

Yahoo!ニュースで、今回のブログに繋がるような記事が出ていました。

https://www.dailyshincho.jp/article/2020/01210700/?all=1

男性の育児に対する「圧倒的当事者意識」は2週間でも出てくるようですね。

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